一目見てだけで印象付けられる、その格調の高さ。美術館で一服の日本画を目の前にしているかのように、時が経つのも忘れ心が惹き付けられます。京友禅の名門染匠【千總】さんが手掛けられた、こだわりの逸品。日本の上質を身に纏うことが叶う、【最高級の訪問着】をご紹介させて頂きます。西暦1555年(弘治元年)、千切屋西村家が織物業を始めたことをもって創業とされている、京友禅。 江戸中期にかけて「千總」さんも御所や宮家の御用をはじめとして友禅小袖を手掛け、他の染元では成し得ない秀逸な作品に賞賛が集まりました。昭和33年、皇太子御成婚のための美智子様調度品の御用命をはじめとして各宮家の調度品を受注するなど、その確かな仕事の数々により現在に至るまでの千總さんは、お着物ファン憧れの存在となっております。こちらのお着物の随所には美しい日本刺繍を贅沢に施し、四季折々の草花や染め疋田、はんなりと優しいグラデーションを巧みに用い、古典文様を上品に表す「千總らしさ」を感じさせる訪問着の最高級品。流行りの色やデザインを追いかけるのではなく、何十年・何百年の時が経っても色褪せることのない「不変の美」を求めて製作された作品です。京友禅を代表する染匠千總さんならではの、丁寧で繊細な染め味。千總作品ならではの華やかな雰囲気を身に纏うだけで、お召しになられるお客様の魅力をより一層引き立ててくれることでしょう。ご結婚式やご結納のお席、入学式や七五三等へのお付き添い、釜開きやお初釜等のお茶席、観劇やお食事会へのお出掛け等、あらゆるシーンにお召し頂ける最高級の逸品。これ程までに素晴らしい京友禅の訪問着との出会いは滅多にございません。最後になりましたが、こちらのお着物をお譲り下さいましたお客様は、日本橋の高島屋さんにて１６０万円でお求めになられたそうです。お母様からお子様、お孫様へ…。どうぞ末永くご愛用下さいますよう宜しくお願い申し上げます。　　　　　　　　　　〜鎌倉ふわり〜　【寸法】着丈　１６２ｃｍ　　　前幅　２４ｃｍ　　　後幅　２９．５ｃｍ　裄　　　６６ｃｍ　　　袖丈　４９ｃｍ　【素材・状態】正絹とても良いコンディションです。一回程お召しになられたのみの、大変きれいなお品です。